仮面ライダーが大きくなってナニが嬉しいんだか

なんとなくメモ。

当時、仮面ライダーが始まった頃には、既にウルトラマンやセブンが再放送されてたんだよね。で、そのウルトラマンやセブンは、しっかりしたストーリーで、ドラマとして鑑賞に耐えるものだったりしたわけで、カッコイイやスゲーを乗り越えた子供(つまりは子供を見下す子供)にとって、その素晴らしい脚本や演出こそ、見どころであるわけで、ごっこ遊びでシュワッチは卒業しちゃってるわけ。

その目線で見ると、仮面ライダーは、もうお話がアボーンしてる回も多く、まるきり子供向けぢゃんって背伸びしてみたくなるのね。

ライダーは設定こそリアルぽく(等身大であるとか、あくまで「人間」がベースの改造人間であるとか)萌える要素が有るんだけれど、お話は少々雑なんだよね。小学校高学年よりは小さい子を意識してたんぢゃないかとも思う。

巨大なヒト型宇宙人が、でかい怪獣と戦うなんて設定は、よく考えりゃ荒唐無稽なんだけど、お話はよく出来てるウルトラマン

対して、等身大でバイクに乗って仮面を被る(TVぢゃ変身だったけど)という設定のリアルさ。なのに、ストーリーが荒唐無稽(もっとも95年に、あの事件が起きてからはそうともいいきれなくなったが)というライダー。

僕も、当時、ライダーは見てなかった。等身大が故にリアルな戦闘シーンやホラーっぽさには、心動かされるものがあったけど、どうにもお話がガキっぽ過ぎた。

だけど、ある日、まあ皆が騒ぐし、もう一度見るかぁ、と思ったのが一文字隼人登場の時。お話はどうにもダメだったけど、やっぱり、そのシチュエーションに萌えた。ソレ以後、ライダーファンになった。

リアルな設定で馬鹿げたストーリーなのが、仮面ライダー。馬鹿げた設定でリアルなストーリーなのが、ウルトラマン。そんな感じなんだけど、どう。

で、リアルぽい設定こそ命のライダーにとって、巨大化は無いんだよなぁと思うわけで。