お客様は神様ですか

参照:店の規則

あんまり引用が多くなるとナニなので要約すると、漫画喫茶を利用したのだが、喫煙のために店外へでたら、三回目に「清算せずに店外へでないでくれ」と注意された。しかし、入店する際に、そういう説明はなかったし、そのような表示もなかった。何の説明もなしに、それが然も当たり前のモノとして考えているのは間違っているんぢゃないか、というのが上記リンク先のお話。

んで、一般に、店側が供給するサービスを利用した後、清算せずに店外へ出る行為には問題が有りそうな気はするのね。万引きや食い逃げの可能性も否定できないし。大抵の場合、清算しないで店外に出ないでくださいとは、書いてないだろうし。そのへんの商店でもラーメン屋やファミレスでも大きく謳っていることはないと思うし。但し、大目に見ていることはあるだろうけど(上記の場合も二回は黙認したわけで)。

まあね、なんつーか、そいつぁシステムの告知の問題というよりも、実は店員の態度あたり(どのように警告したのかとか)に集約される問題なんぢゃなかろうかとは思われるんだけれども。

で、上記リンク先の記事では、以下のように結論づけている。

私は、店側の「この店はこういう規則があるんだから守れよ」的な傲慢な姿勢と、ちゃんとその規則を客に理解させるシステムを設けない怠慢さがとても疑問です。

店側は、お客様にご理解頂いて、店の規則に従って頂ける様にお願いする立場なのであり、その為に理解して頂く為のシステムも設けなければいけません。

「客はルールに従え、普通はこうなんだから理解しろよ。これが当たり前なんだよ。」という考えでいる店は、何を勘違いしているんだねと言いたくなります。

責任者の社員教育が悪い結果だと思いますが、ちゃんとして下さいよと思います。

なるほど、だがちょっと待ってほしい。

こうも考えられないだろうか。客は、店舗を利用させてもらうのだから、客の要望を叶えてもらえるよう、お願いする立場でもあり、そのためには店側に理解して頂けるようなアクションが必要なんぢゃないかと。

簡単に言えば、最初から「個室で煙草を吸いたくないので他で吸いたいのですが、どこに喫煙所があるんですか?」とか「個室で煙草を吸いたくないので、店の入り口の喫煙所で吸いたいのですが、出てもかまいませんか?」と尋ねればよかったのではなかろうか。

料金とは何か。金を出して、サービスを買ってやっているのだと考えることもできる。しかし「結構なサービスを利用させて頂き、誠に有難うございます」と言うことで客は感謝の意を込めて料金を支払い、その感謝に対して、店側は「有難うございます」と感謝を返している、と考えることもできる。つまり、お互いの感謝が商売だとも言えないだろうか。

「対価を支払うんだから、店側は客を完璧にサポートするのが当たり前なんだよ」という考え方でいる客は、何を勘違いしているんだねと言われることもあるだろう。そうは考えられないだろうか。

というか、断りも無しに、清算前に店外へ出る行為は、どうかと思うけれど。