WWW に散らばる各リソースの URL は、リソース同士の関係を表さない

きんろーかんしゃっ、ぱわー。

それは各所のサービスを色々つまみ食いしてるんだけどそれら全て合わせて一つの「ホームページ*3」の総体をなしてると考えているのではないかってところ。以前のはてなでの騒動でそう感じた。確かそれっぽい発言もあった。暇があったら探す。でも、もしそう考えているならちょっと驚天動地。

私の場合はてなダイアリー(今あなたが見ているコレ)とスラッシュドットの日記は別物としてとらえてるけど、あの子はそうではないみたい。一つのサイトに押し込んでいても閲覧の流れを誘導するのが難しいってのに複数サービスをばらばらに使っておいてリンクしてあるからまとめて一つですっていうのがどれぐらい「普通の人から考えると」困難なのかわかってないみたいですな。

いきなりで、申し訳ないが、ナニ、Web0.9 みたいなコト言ってるのさ。URL の上の方が同じだからとか、特定ドメインの特定ディレクトリ以下に有るリソースは同一 Web サイトを構成するための条件、なんてのは、Web0.9 未満もイイトコだと思うよ。そんな、「ほーむぺーじ」は「家」です、みたいな発想は、早く捨てましょう。てゆーか、そんな話はしてませんね、よく読み返したら。たは。

どのリソースとどのリソースがどう結びつくかは、制作者或いは編者の意思によるモノなんですよ。例えば、【はてなブックマーク - ソーシャルブックマーク - 「無断リンク禁止」を含む注目エントリー】は、「無断リンク禁止」というタグでブクマされたリソース群であり、そのまま Web サイトを構成しているとも言えます。(実際には、各リソース間の関係性が明確になっていないので、中途半端ではありますが……。)

ある特定の URL 以下は、私の Web サイトで、そこに置いて有るリソースは、私のサイトを構成している、なんて考え方は、土地を買って、その上に家が建っているんだから、ここが私の「ほーむぺーじ」って言うのと五十歩百歩です。

確かに、【はてダ】は、Web サイト【はてな】の一部という見方も出来ます。が、それと同時に、他の Web サイトの一部という見方も成り立つのです。

つまり、誰の Web サイトのリソースか、なんて重要ぢゃないんです(そのリソースを誰が制作したかは重要だったりしますけど)。だからこそ、「リンクはトップページへ」という言葉は無意味だ言っているのです。

うーんと、例えば、【かっこいいデザインのための役に立つCSSイデア集】の様なリンク集は、「かっこいいデザインのための役に立つCSSイデア」について書かれた各リソースをリンクします。夫々のリソースは元々かっこいいデザインとは何の関係も無いサイト(特定URL以下に纏められているという古い概念のサイトね)、そうだな、【うんこの研究】というサイトにたまたま置いてあったリソースかもしれません。しかし、「かっこいいデザインのための役に立つCSSイデア」という括りで纏めれば、【かっこいいデザインのための役に立つCSSイデア集】というサイトを構成するリソースと考えることも出来るわけです。

それを可能にするのが「リンクは自由」であるという考え方であり、「リンクはトップページ」以外にもリンクしてよいという考え方なのです。

WWW を図書館で考えると、サイトは一冊の本に相当し、リンクは関係のある事柄について書かれている本の置き場所とその頁をしめしたモノ、というのが Web0.9 以前。

しかし、今や、散在する各リソース(0.9 で言うと各頁)をある事柄について関連させれば、サイト(0.9で言えば一冊の本)たりうるんぢゃないかと。これが、Web2.0 だッ。ぱをー。

WWW にリソースを公開しているということが、「著作権侵害にならない限り、利用は自由である」と同義と考えるならば、各リソースがひとつのサイトにしか属していないという考え方は、古いとしか言い様が無い。(尤も、そういう意味では、フレームセットの利用による、リソースの表示も許諾できるかなあ。) ひとつのリソースは複数のサイトを構成するし、サイトという概念は、特定の URL というモノに縛られるモノではないということではないだろうか。

なんちゃって。

が、実は、HTML には便利な要素があって、各リソース間の関係性を示すことが出来るのね。link 要素の rel 属性とか rev 属性なんだけど。まー、ということはさ、制作者の意思を越えて、関係性を示すことは、非常に難しいわけで。制作者が、このリソースはこのサイトのコレ、と決めてしまったら、それ以上でも以下でもないわけで。

逆に言うと、link 要素の rel 属性とかで、トップページを定めておけば、Yahoo!ブログであろうと、【はてダ】であろうと、ジオシティーズの特定のリソースをトップページとしたサイトの一部であるという主張も成り立つわけで、tinycafe タンは「普通」ということになるんだけどさ。

うーん。上手く説明できてない。

追記

あー、テキトーすぎて、引用元の話とズレまくってますねー。まあいいか。

つか、Web サイトがサイトだった時代は終わったんだろうなあ。サイトを端から端まで読むとか、そーゆー時代ぢゃないのかも。必要なリソースだけ、面白そうなモノだけ読む、利用する、後は知りません、とゆーよーな。「お前の書いた、他の駄文なんて要らないよ、これだけ知りたかったんだ、俺は」てな感じ。「アルバム買ったけど、聞きたかったのは、この曲だけ」なワケで、アルバムの先頭から聞かされるのは嫌だよー。オムニバス CD ってありがたいよなー。ってゆーよーな感じ。

だいたい、ブログだって各エントリーの切り売りだしな。

だから、余計、「リンクはトップページ」なんてのはウザイ感じがするんだろうなあ。

追記2

某スレの某氏に教えてもらった。コメント欄に善意の転載しといたけど、なんか感動したので、追記しとく。

てゆーか、2003年頃の話なんだいね。