Web の匿名と実名、公開することのリスク、めも

いくつかピックアップ。

お分かりだと思いますが、このロジックに従えば才能を生かした質の高いエントリーを書くつもりが無い限り、ブログを開設しないほうがよさそうです。みなさんの書きたいのもは本当にそれだけですか?

ブログを開設する以上、質の高いものを目指して欲しいです という小倉弁護士の話を受けての一文です。

「質の高いエントリーを書くつもりが無い限り、ブログを開設しないほうがよい」というのは、たぶん正論だと思います。WWW には、くだらないものが多過ぎるんだと思います。おそらくこの一言で、全ての問題は解決しちゃうくらい、正論だと思うのです。

ただ、id:NOV1975 氏が「みなさんの書きたいのもは本当にそれだけですか?」と問うように、くだらないものも書きたい、WWW を知識の集積所としてだけでなく、コミュニケーションの場としても利用したい、というような要求はあるわけです。

僕の匿名に対する想いとしては、それは、個人の性癖や、友達づきあい、支持政党などについて、あんまり会社とか他の友達とかに聞かれたくない話を書いてもいい場所としてウェブを捉えたときに、必要な前提条件だ、ということです。

匿名でないと書けないコト。実名で書いても問題ないコト。

実名で書いて大変なコトになった実例とか、実際、実名で書いてる人のうち、どのくらいトラブルに見舞われたことがあるのか、交通事故との比較とか、知りたいなあ。

追記 質の高さの定義

適宜覚書はてな異本 - 質ってそもそも何の話なんだか定義が分らないので教えて欲しい】ということで、 あなたの思う質の高いエントリーってなあに? と聞かれてしまった。

あ、漠然としか考えてなかった。うぅむ。

  • 利用者の役に立つエントリー
  • 人類の未来に貢献するエントリー

とか。

で、結局、web で公開するに当たって、編集者が存在しない以上、書き手の主観でしかない。実際に web 上のリソースを「質の高い」モノだけにするには、誰かが何らかの基準によって、選定しなければならない。そんな、「誰か」も「何らかの基準」も存在しないので、「質の高い」という概念も存在しないと。

何が質の高いモノか分からない、その上で、なお「ブログには質の高いモノを書け」ということは、「何も書くな」ということです。何も書かなけりゃ、何も起こらない。誹謗中傷も炎上もネットイナゴも発生しない。全て解決、凄い幸せです。

ということを、私は言いたかったんぢゃないかと勘ぐってみるてすと。

あと、コミュニケーションの場としてのくだらないエントリーのコトだけど、「繋がっていたい誰かとのコミュニケーションを確認するためだけのエントリー」ってことで。もうね、内容は無くていいの。転載でかまわない。一行コメント貰って、ああ繋がってるなと確認を取るシステムとしての web だって、『有り』だろうなあ、とか思ったので。