はてブは『こそこそ』感がする件について

第一言及するのならば(そしてそれを伝えたいのならば)、相手にわかりやすい方法で伝えるのが普通だと思うし、そうして欲しいなと思うんです。それをしないのが不思議です。そんな手間が増えるわけでもないとも思うんですけどね。

人目につきたくない OR 仲間内だけで談笑してたい( OR メモ、備忘録?)以外になんか理由があるのでしょうか…。

不思議でも何でもなくて。伝える相手が違うんだと思うよ。

はてなブックマーカーは、そのはてブの利用者に、「こういう記事があるぜ。分類はこんな感じ。で、俺は、こう思うんだ」と伝えようとしているわけで。それは問い掛けだったりもするんだけれど、ブクマの対象となっている記事を書いた人には、伝わらなくて好いと思ってるのではないか。つまり、書評や読書感想文が、必ず作者にフィードバックされるものでもないというのと同じ理由で。

読者の感想を知りたい小説家とかは多いのかもしれないけれど、読者全員から400字詰め原稿用紙5枚すづつの読書感想文を送って欲しいと思ってるベストセラー作家はいないだろうなあとか思うンだけど、そうでもないのかなあ、いるのかなあ。麒麟の田村とか、それで行くと1千万枚くらいの原稿用紙が届いちゃうけど、どーなんだろ。

俺は、『俺の読者』のために、色んな話をブクマしてコメント書いてるわけで、『ブクマされた記事の作者』のために、ブクマしてるわけぢゃないのさ。ってことなんぢゃないのかな。

民主党の小沢氏について、アレコレ書いてる人は、小沢氏の為に書いてるんぢゃなくて、そのブログの読者の為に書いてるわけで、小沢氏が言及されてることについて知ってよーが知るまいが、どーでも好かったりするんぢゃねーのかな。

つまり誰の為に書くかってことだよね。言及した相手の為に書くのなら、言及したことを通知した方が好いだろなと思うけど、自分のブログの読者の為に書いたのなら、言及先に知らせる必要は全く無いと思うのだが。

何かを公開してしまった以上、それに対する言及や批評は、当人の知らないトコロで行われることが多いってコトだと思うんだけど。だからこそ、公開するにあたっては、十分に練り込んだ(反論やツッコミも予想した)上で、公開しないとイケナイんだろうな、とか思った。まあ、敷居が低くなってるし、気軽に出来るから、よく考えないうちにエントリーしちゃったりしてるけれど、ホントは良くないよね。

ところで、トラックバックは言及先の『作者へのお知らせ機能』ぢゃなくて、言及先の『読者へのお知らせ機能』だよね。言及してることを作者に通知するだけなら、メールでも電話でも好いものね。

あー、なんつか。言及するのは、言及先の作者と議論したくて、言及してるわけではなく、言及先の『記事』に対して言及してるのね。「この記事はこういう穴がある」とか、「この考え方で行くとこうなるよね」といった意見を述べているわけで、それに対する反論なんてどーでも好いわけ。というか、反論が作者自身から返ってくる必要も無く、言及記事を読んだ他の読者からでも好いのね。

なんか言及されたら、反論したくなるけれど、その反論は誰に読ませるものなのか。言及した人に読ませるものなのか?否!自分の読者に読ませるモノなので、言及した人が読んでるかどうかなんて、そんなの関係ない!

ブログの類いで行われてるのは、パブリッシングであって、議論ではない。ので、言及通知も必須では無い、と思うのだが。あー、当事者達が『議論している』のなら、その限りぢゃないだろうけど。