CSS の話

見やすいCSSというのは、「私が」見やすいCSSということで、私は貴方ではないので、万人が見やすいわけではない。

「本」のレイアウトというか組版というか、今、そうなってるのは、長い歴史があるんだろうけれど、それは、大多数が、まあ、見やすいかもという話であって、全員がそうだという正解ではない。が、 CSSは、ほぼ全員がそうという正解に限りなく近づける可能性を持っているのではないか。

可変幅なら、読者が簡単にリサイズして一行の文字数を好きなように出来るけれど、固定幅では、何も出来ない。それだけ。

B5判の本は、どうやってもB5判のままで、ホントはA4判で読みたくても、そうはいかない。だけど、Webのリソースは、A4判で読みたかったら、そうできるわけで、それを阻害するのは、何かを否定している気がする。

文書構造と(例えば)視覚整形を分離した、HTML(マーク付けされた文章)とCSSの二本立てという構造は、利用者の自由度が保証されてるわけで、つまり、がたがた言うなら、ユーザCSSを使えよ、というのはもっともな話。

であれば、制作者CSSなどわがままの押し付けでしか無く、見やすいとか可読性に優れてるとかユーザビリティとかバカ言うなと。そういうインチキな言葉は排し、コレかっこいいCSSでしょ、かわいいCSSでしょ、というような本音の話をしたまえと。

とにかく、読みやすい、使いやすい、見やすいとかいう言葉の前には「私が」って付けよう運動を推進いたします。