センサー付小便器

手をかざすとセンサーがそれを感知して流れる仕組みの便器がありますが、何であんな余分な機能が付いたのでしょうか。手をかざしても中々感知してくれず、困ることがよくあります。

引くなり押すなり蹴るなりしてスカッと流れた方が便器一つあたりの単価からみても、電気代からみても、使いやすさからみても、よっぽど良いと思うのですが。引くなり押すなり蹴るなりする仕組みのモノは壊れやすいのでしょうか。衛生的な問題なのでしょうか。

昔、つーか、センサー式の水を流すシステムが流行り出す以前だけど、集合トイレの小便器って、ボタンも付いてなくて、時間が来ると水が流れる仕組みになっているものが結構あったよね。設備費としては、安いんだけど、実に無駄に水が流れてしまうという問題があったわけだ。夜中の使用率が低い時間帯でも、決まった時間にドジャーと流れちゃうわけで、イニシャルコストは安いけれど、ランニングコストが高いっていう状況だね。

まあ、水道代ってば安いから、この方法でも好いんだけど、ほら、水不足の季節とかになると、じゃじゃーっと無駄に流してるのは、公共施設としては、雰囲気好くないわけで、節水の観点から、水流を調節できた方が好ましいということになったのね。

んで、各便器に流水用ボタンを付ければいいんじゃんっ、となるわけだけど、実はボタンを付けると、する前に流す奴がいたりするわけ。つまり、用も足してないのに水の無駄使いをしちゃう、不貞の輩が存在するわけだ。んで、近接センサーにより、前に立って用を足した後、水を流すようにすると、オシッコ一回で流水一回という、実に素晴らしい節水が可能になるということなのだ。

つまり、実は節水の為という一面も有ったりしたわけだ。(まあ、売る側のセールスポイントのひとつ、ってことで、実際にどうなのかは別。使用率に見合った流水量にはなるけれど、一概に節水になるとは限らないもん。)

ほんで、センサーの感度を上げる(というか設定時間を短くする)と、しょっちゅう反応しちゃって、水が流れてしまうということになるので、ある時間以上、小便器の前に立っていると、反応するというコトになっていたり。

まあ、手をかざすタイプとは話が違うけど、明確に「水を流す」という意思を確認する為に、反応時間が長めに設定されてるのではないかと思ったり。