全力

逆境ナイン」つー映画を見たわけ、WOWOWで。島本和彦のマンガ大好きなんだけど、コレ、読んだことなかったのね、まあ、マンガ全般から遠ざかって久しいので、アレなんだけどさ。

映画の出来が、マンガと比べてどーだったのかは、そーゆーわけで不明なんだけどさ、まあ、島本和彦っぽくて、よかったんぢゃねーの。

でね。

映画観てて思ったんだけどさ、今回のワールドカップ日本代表、何か足りない気がしてたわけなんだけど、それって、コレぢゃんっ、とか思ったわけだ。

「全力」ぢゃねーのかと。

もちろんマンガと現実を同列に語るのは、ナンセンスだし、とゆーかこのマンガ自身がナンセンスなんだけどさ、そんなもん代表選手だって、要求されちゃタマランだろうとは思うよ。だけどさ、欠けていたんぢゃないかと思うわけ、全力って奴がさ。

勝ち負けはいいんだ、試合の結果だから。だけどさ、「根拠のない自信」に裏打ちされる「全力」って奴が見たかったんだ、俺は。不可能ぢゃんっていうものに、立ち向かう勇気や根性が見たかったんだ。ブラジル戦なんて、100点取られたってよかったんだ。後1点、もう1点を取りにいく姿勢、不屈闘志のような姿が見たかったんだ。

傷ついてもボロボロでも、走る。試合終了の時に、立っていられない、それでも戦う、そんな気力が見たかったんだ。

それが、凄いナンセンスな話なのは、分かってる、分かってるけどさ。