「ありがとう」と「おめでとう」

「おはようございます」と言うのが普通で「おはようございました」とは言わないのに、何故「ありがとうございます」「ありがとうございました」は両方とも使うのだろう。

御礼は過去形でも使うが、挨拶は過去形では使わない。「こんにちは」の過去形が使われないと云う事と照し合せれば、大体察しが付く。

あんまり、関係ないけど、「ありがとうございました」っていう言い方が気になるのよ。「ありがとうございました」っていうのは、間違いなんぢゃねーかと。

ありがたい気持ちは、今現在も持続しているわけで、過去の話ぢゃねーんぢゃねーかと。つまり、常に「ありがとうございます」なんぢゃねーかと。

「その節は、誠にありがとうございました。おかげで助かりました」ってゆーのは、おかしくはないよーなきもするよ、確かに。でもさ、「その節は、誠にありがとうございます。おかげで助かりました」の方がいいような気がするわけさ。

似たようなものに「おめでとう」があってさ、欽ちゃんの仮装大賞で連発されて気持ち悪いんだけどさ、彼、入賞者に「おめでとうございました」って言うのよ。つい、今しがた入賞したんだよ、もう過去のコトかいっ、て気がするのと、「おめでたい」状況は、まだ持続しているんぢゃないかと思うわけ。だから、「おめでとうございます」が正解のような気がするのね。

「その節は、誠におめでとうございました。素晴らしい栄誉でしたね」って可笑しいぢゃん。やっぱり、「その節は、誠におめでとうごさいます。素晴らしい栄誉ですね」ぢゃねーのかって気がするのね。

「おめでとうございました」「ありがとうございました」って、過去のコトなのかよっ。もう「ありがたく」も「おめでたく」もねーのかよっ。「おめでたい」「ありがたい」は気持ちの問題で、今現在そうなのかどうなのかで、使われるべきなんぢゃねーのかよっ、過去形って変ぢゃねーのかよっ、と思うんだけど、どーなのよ。