Webサイトとトップページという概念めも

えーと、だらだらとメモ。

無断リンク禁止を謳うのは、勝手だから構わない。従うか従わないかは、各人の判断に依るし。何かが迷惑で有ると宣言するのも構わない、とゆーか、人の気持ちなんて分かりっこないので、迷惑なら、迷惑と言ったほうが好いでしょうね。ただ、他人に気持ちを汲んでもらえるかどうかは、話が別なので、効果は未知数。

一般的に(このへんはアレだけど)社会にとって、理不尽であると思われるような要求は通りにくいものです。迷惑だと言われても、そのへんが社会的に認められるかどーかが分かれ道。某氏が未だ生きてることが迷惑なんです、と言われても、どーしよーもないのと似てる。(と言って、目くじら立てて夢中でリンクして言及するほどのもんでもないんだろーけどさ、ホントは)

ほんでもって、あー、まーそんなわけで、現在のトコロ、World Wide Webでは、リンクは自由ということになっているのです。以下は、そういう立場で考えることにしる。

さて、「リンクはトップページへ」という要求は、このご時世、世迷言になりかねない。そもそも、トップページって何だろう。あるWebサイトのインデックス或いは目次のあるページ(リソース)ということになるかもしれない。まあ、基本的には、サイト制作者によるリソース間の関連付けにより、トップページなる概念が形成される。正しくは、link要素のrel属性等で決定されると考えられる。

link要素が仕様的な関連付けを為すのは大事なコトなのだが、それ(制作者の意図)を無視して、リソースは関連付けられることもある(尤もこの場合だって、link要素による関連付けはあった方が良さそうだけれど)。

例えば、何かの「まとめサイト」というようなもの。何か共通の事象について述べられた各ブログや日記のリソースのインデックスを作ったとしよう。例えば「無断リンク」のような。「無断リンク」に関する様々な意見を、とりあえず並べたり、時系列的に扱ってみたり、そういう言わばリンク集を作ってみるとする。

簡単な例を以下に挙げる。

上記のリソースは、そこからリンクされている各リソースのインデックスであり、目次であり、トップページであると考えられないだろうか。「無断リンク」というテーマで、ひとまとめにしたWebサイトのトップページであると。

さらに、つきつめると、以下でさえも、トップページとなりうる。

まあ、機械的に網羅してるだけなので、情報として、何かの思考の方向性に沿ったものを期待するなら(サイトとして機能するようなモノ)、今はまだ、人間の手により、ストーリー性を持たせなければならないのだろうけれども。

(ああ、リンクはジャンプではない、という考え方も必要かな。ブラウザの挙動としても。だってリンク先に飛んでいったら、戻って来られないとか、他の関連性が見えなくなってしまうーとか。フレームっていう技が、或る意味解決策なんだろーけどな)

で。

ブログ全盛時代のWebサイトとは何か。

ブログ(システムだけじゃなくて、ブロガーと呼ばれる制作者も含めて)の弱点は、サイトになりにくい点にある。情報を整理し、掘り下げ、扱いやすくという方向には、未だ向いてない。刹那的で、時事変化していく情報を網羅しているだけで、あるテーマに沿った詳細な情報を提供する、まさしくWebサイト的なモノを期待することは出来ない。

(ただ、情報の相互補完とも言えるトラックバックやコメント欄は有用ではある。あるテーマに対して、異なる情報があることを示唆したり、間違いを手短に指摘できたりもする。それが効果的に機能しているかというと、難しい。各エントリーがそれ自体でほぼ完了してしまうことと、系統だてて整理できていないあたり。もっと全体を見渡せる、相関関係図みたいなモノがあれば……。というか、それが『まとめサイト』的インデックスの仕事か)

WWWは、図書館だとしよう。あらゆる蔵書を気軽に書棚に置いておくことが出来る、図書館。閲覧も自由。

ブログ以前は、所謂『ほーむぺーじ』、Webサイトというのは、多くの場合、まあ、一冊の本だったわけ。で、ブログというのは、一冊の本として体裁を為していない、1ページだけのメモ用紙なわけ。そんなメモ用紙が、凄い勢いで増え続け溢れ返っていると。

ということは、そのメモ用紙を綴じ紐で綴じて、一冊の本にできるんぢゃないかと。それは、他人任せでも好いぢゃないかと。というか、つまり、なんだ、上手にメモ用紙を拾って、糊で貼って、背表紙をつけてやれば、立派な本になる可能性があると。

あーなんだっけ。

つまり、貴方が書いているエントリーは、誰かがまとめてくれている本の1ページになる可能性が在るってことで、そーなると、トップページというモノは、複数存在する可能性があるんぢゃないか、って当たり前過ぎだな、この話。

あ、Googleってのは、そのへん(あらゆるリソースを網羅した、あらゆるテーマのトップページというか『まとめサイト』)まで狙ってるんだろうなあ、やっぱ。というか、はてなブックマークも、そういう使い方をするべきものだったんだね、今、気が付いた。

めも餓鬼。