リンクは双方の合意の下に生成されるという認識が広まると……

リンクは双方の合意の下に生成されるという認識ならば、リンクするには、リンク先の許可を得なくてはならない。

すると、此処にリンクが生成されているということは、リンク先も承知のコトということになり、リンクの存在そのものが、リンク元の信用度に関し、担保するということになる。

例えば、上記の茨城県警にリンクしたとする。リンクしてあるということは、茨城県警がリンクを承諾したわけで、ひいては、茨城県警が当リソースにお墨付きを与えたという拡大解釈が成り立つ。つまり、リンク先がリンク元にお墨付きを与えていると解釈されることがあるということだ。

それ故に、リンクは双方の合意の下に生成されるという認識がある社会では、無断リンクは強く否定されることになるんだろうけれど。

しかし、現状、リンクは自由であり、乱発できるし、止められない(殺人はイケナイことかもしれないが、止めることは難しいのと同様)。この状況は、リンクが成立する条件として、双方の合意は必要ないということであり、勝手にリンクできちゃうよ、ということなわけだ。

ということは、リンク元がリンク先にお墨付きを与えることはできても、リンクがあるからという理由だけで、リンク先からリンク元に対して、お墨付きを頂いていると解釈することはできないよ、と。

リンクは自由であるという認識が広まるべき理由、のひとつだろなあ。

さて、リンクは自由であるという現状でも、「無断リンク禁止」を掲げているリソースにリンクしているということは、「無断リンク禁止サイト」から承諾を得ているということになり、そのサイトよりお墨付きを貰っているという解釈が成り立つ。

これって、利用者に重大な誤解を与える恐れがあるんぢゃなかろか。かえって危険ぢゃまいか。

無断リンク禁止」を掲げているサイト管理者は、直ちに、無断リンクしている全てのリソースに対し、緊急且つ実効力の有る措置を施さないと、何らかの法的罰則(ナントカ幇助罪とか)を受ける恐れがあるんぢゃなかろーか。

などと。