OhmyNewsに学ぶアクセスアップ手法「敵対者を誘い込め!」

OhmyNewsなんだけどさ、狙い通りなんぢゃなかろか。

サイト立ち上げて、手っ取り早くアクセス数を稼ぐには、炎上するのが一番効果的なワケで、複数の炎上エントリーを作るという、今現在、素晴らしい手法を繰り出しているトコロなんぢゃなかろか。

OhmyNewsは、はなっから、ネットウヨを取り込むことを画策していたように思う。そこそこ左がかった記事書いてたって、集まるのはそこそこのサヨだけ。「ホント、そうですよねぇ」などと、お互いを褒めあう、しょうもないサイトになって、いずれ消滅ということになっちまう。そこで、はっきりとカラーを打ち出し、ネットウヨの興味を掻き立て、彼らが戦場に参加することを求めていたのではないか。

鳥越俊太郎氏という、うまいキャスティング。

もっと武装しガードが固い論客だって居たはずだが、あえて、防御力の弱い、弾幕の薄さ、ガードの脆さ、つまりは「つっこみどころ」の多いキャラクターを起用するあたり、ネットウヨが突撃してくることを期待しているとしか思えない。そして、準備段階で紹介された、イタイ市民記者たち。

これは、計画的なのだ。

ネット上で、現在、元気のあるのはネットウヨと睨んでいたワケだ。このネットウヨを大挙して呼び込むことが出来れば、アクセス数を稼ぎ出し、十分ビジネスとしてのラインに載せるコトが出来る、そう踏んだんぢゃあないだろか。

ネットウヨを呼び込むためには、どーするか。

はっきりとした敵を作ればいいのだ。工作員乙と言われるような、記事を書けばいいのだ。

いきなり、2ちゃんねらーの釣り記事とか、なんか爆発したような漫画とか、ワケのわからない留学生の話とか、どう考えても賛同を得ようという記事ではない。明らかに、反発するであろうネットウヨを集めるための記事だ。

システムも素晴らしい。

トラックバックは無い。つまり、こちら側の土俵で、いくら反発しようとも、馬の耳に念仏、知らんぷりを通せるスタイルなので、血気にはやる連中は、どうしたってコメント欄に突撃、いや、書き込むしかない。コメント欄に書き込むには、登録するしかない。トンデモな記事をエントリーする度に、登録数が増えていくという、素晴らしいシステムなのだ。

そうして増えた、アクセス数と登録者数は、反対の立場であろうが、傍観者の立場であろうが、記者であろうが、数字には変わりないのだ。たぶん、数日中には、「創刊以来○○日で○○○のアクセスがあり、○○○人の市民記者登録やオピニオン登録がありました」などと発表されちゃうのだ。

素晴らしいアイデアだと思う。賛同者ではなく、敵対する人間を集める、という点。それこそ、Web2.0なんぢゃなかろか、とワケの分からないまとめ。