微妙に炎上する〜OhmyNews

そういや、その昔、OS論争というか、マカ対Windowsというスタイルの争いがあって(最近見ないね)、Mac党の掲示板なんて、その最期は大盛り上がりだったワケだけど(あれはよいものだ)、アレです。同好の士だけが集う場所ってのは、なんというか、それなりの盛り上がりにしかならないわけで、お互いに褒めあったり、慰めたり、自虐してみたり、それでもいつか下火になって、アクセスが減るのね。で、そこに、非日常な状態が、つまり、仮想敵が実体を伴って現れるわけだ。

今までは、仮想敵に対し野次ってみたりしたところで、着弾してるのか、効果があったのか、さっぱり分からない、手応えの無い状況だったところへ、撃てば撃ち返してくる敵が登場するわけ。これは、楽しい。サンドバッグ相手にパンチをくれるより、対戦相手が居るほうが、百倍楽しいようなものなのね。

夜中に掲示板に馬鹿Windowsユーザーが現れて、大盛り上がり大会になって、翌朝それを知ってがっかりなんて人も居たわけで。

まあ、それでも、Mac掲示板は荒らしが発生して、それに管理人が手を焼いて、結局、終焉を迎えてしまったわけだけど、敵が登場して、大盛り上がり大会、祭り(炎上)をコントロールできれば、最高なんぢゃないかと。

で、OhmyNewsの、そのへんのシステムなんだけどさ。

炎上するのは、想定の範囲内なんだけど、燃えすぎないようにしてるんぢゃないかなーと。一般に炎上するには、コメント欄に突撃される、或いはネットイナゴを増殖させるのが大切なんだけど、イタイ記事だけぢゃ、大炎上は望めないワケ。

コメント欄への本人降臨、つまり本人の弁解、反論等の、敵が実体を持って登場して、火に油を注ぎ、二次炎上する必要があるわけ。

ところが、OhmyNewsのコメント欄なんだけど、一度に大量のコメントを表示しない、新しいコメントから表示する等、閲覧するのが面倒なように作られているわけ。時系列的にコメントを追いかけづらいから、どういう経緯で最新のコメントがあるのか、さっぱり分からないので、コメント欄が荒れづらい。というか、大炎上してても、普段はコメント欄が表示されないので、表面上は平静を装えるのだ。

そういう状況なので、本人降臨してても分からなかったりするので、一次炎上だけでくすぶり、二次炎上には至らないようになっているんぢゃないかと。

もちろん、個人情報を晒して登録するというリスクがあることも、燃えすぎないようにする策のひとつなんだろうとは思うけれど。

どーなんだろね。