広く公開することのリスク

駅前に立って、デカい声で演説。当たり障りの無いコト話してりゃ、いいけれど。注目されようと思って、スゲー暴露話してみたり、攻撃的な内容を語ってみたり。

人は集まるけれど、その後の人生恥ずかしくて生きていけなかったり、敵を大勢作っちゃって、そのまんま命の危険性もあったり。

他人に話す時には気をつけなきゃならないコトがあるし、何かを話せばリスクが有るよ。とは、『広く公開することのリスク』で、野嵜氏が闇黒日記に書いてたような。

で、今更だけど。

ネットイナゴさんや粘着君からブログ主を守る気がさらさらないブログ事業者は、入会登録時に、「当社のブログサービスを利用してブログを開設した場合、匿名の者による悪意のコメントに継続反復的に晒され、ときには精神的に傷つけられて社会との交流を断ったり自殺に追い込まれることもありますことを予めご承知おき下さい。当社のサービスにおいては、利用者が「匿名でなければいえない」ような誹謗中傷が多数浴びせかけられますように、悪意のコメント投稿者の匿名性を手厚く保障することとしております。匿名の者の執拗な誹謗中傷コメントにより精神的な苦痛を味わいたくない方は、当社のブログサービスのご利用をご遠慮下さいますようお願いいたします。」くらいの注意書きを大きめのフォントで表示した上で、「あなたは、匿名の者による執拗な誹謗中傷を受けて精神的な苦痛を味わいたいですか? Yes/no」というダイヤログで「Yes」ボタンをクリックした人だけがブログサービスを受けられるようにすべきではないかと思わなくはありません。

うはは、キリのいいところが無いもんだから、ほぼ全文引用になっちゃった。

ブログ事業者がブログ主を守るべきなのかどうか、あやしいところですが。

というかコメントやトラックバック、ブクマ等で炎上するコトに限った話ぢゃないし、それと、匿名での云々てのは、あんまり関係ないと思うけど。まあ、それでも、警告文は有っても好いかも。

『広く公開することのリスク』について、深く考えないまま、「あははー。私の楽しいブログ、できちゃいましたー」とか言いながら、駄文を綴って、ネタが無くなって暴露話を始めて、ドツボに嵌まるなんてコトは間々あるわけで。

って、本来、『広く公開することのリスク』なんてことについては、義務教育の内に教えておくべきだと思うけど、まあそれはそれで。

たしかに、現状、ブログ等でインターネットに公開すると、恐ろしいほど多くの人が目にするコトになるということ、そして、多くの人の、これまた少なからぬ人数が、貴方をディスプレイ越しに呪おうとしていることは、警告しておいた方がいいのかもしれません。

ほんでもって、tinycafeタンに代表されるような『多くの人の目に留まってほしいが、できれば共感してくれる人にだけ見てほしいシステム』という矛盾を抱えるサービスを、レンタルブログとかの業者は、早々に、開始すべきだと思うし、当面システム的に無理なら、上記のような警告文は必須かもしれません。

ついでに警告文には、『貴方のブログだけに通用するルール(素通り厳禁や挨拶必須)を、読者に強要することはできません。他のブログからのリンクを禁止することもできません。』と、そういうシステムが備わっていないなら、書いておくとベターかも。

○○ブログ、ご利用の前に

楽しい○○ブログへようこそ。

当社のブログサービスを利用してブログを開設し、パブリックモードを選択した場合、貴方のブログは全世界に公開されます。

パブリックモードでは、システムの都合上、『貴方が見てほしい読者にだけ見せる』ような機能の提供は行っておりません。エントリーを登録した瞬間、その内容は全世界に公開されます。

これにより、貴方に反感を覚え、或いは悪意を抱く読者より、可能性の有るあらゆる攻撃(テロや暗殺の対象も含みます)に晒されることがあります。

貴方が登録するエントリーの内容によっては、貴方自身が、精神的に傷つけられて社会との交流を断ったり自殺に追い込まれることもあります。

当社のブログサービスを利用してブログを開設し、プライベートモードを選択した場合には、上記のようなおそれが若干緩和される場合もありますが、皆無にはなりません。ご了承の程お願いいたします。

なお、当社のブログサービスでは、システムの都合上、読者への利用規約(素通り厳禁や挨拶必須等のローカルルール)をブログに掲載したとしても、それを強要する機能の提供は行っておりません。また、他のブログからのリンクを禁止する機能も提供しておりません。

むしろ、法的根拠の無い利用規約を貴方のブログに掲載すると、却って、可能性の有るあらゆる攻撃(テロや暗殺の対象も含みます)に晒されるおそれがございます。ご了承の程お願いいたします。

ディスプレイ越しに呪うことを防ぐ手だてはございません。

以上をご理解の上、当社のブログサービスをご利用下さいますようお願いいたします。

どうぞご利用ください。

関係ないけど、記者が記事を書くことの凄さって、『可能性の有るあらゆる攻撃(テロや暗殺の対象も含む)に晒される』おそれがあるにも関わらず、信念を持って、命がけで書くっていうアタリが凄いんであって、立場が安全ぢゃないと嘆くのは、記者ぢゃないと思ったり(まあ極論ですけど)。

ていうか、まあ、人が何かをすれば、誰かに何かをされる可能性って、ゼロぢゃないんだよなって話か。