生まれたコトからして罪なのだ

見出しは、あんまり関係ありません。

扨、【2006年11月の堕落日記 - いぢめ(その二)】ですが、

ある片道一車線の自動車道がありました。制限速度は40kmでした。初心者マークを付けたボロボロの軽自動車(いじめられる側)が制限速度で走行中に、後ろから凄いスピードで大型トラック(いじめる側)が接近してきました。ボロボロの軽自動車は交通のルールを守り、何も悪いことをしていません。しかし、大型トラックはボロボロの軽自動車の見た目、走行速度、走行位置、ブレーキのタイミング等々目に付く所全て気に食わなかった為、車間距離を縮めたり、ライトでパッシングしたり、クラクションを鳴らしたり、飲みかけのジュースの缶を投げつけたり、後ろから追突したりとありとあらゆる嫌がらせをしました。その事が原因でボロボロの軽自動車は操作を誤って事故に遭い、お亡くなりになりました。

そりゃ、あんまり特殊事例過ぎませんか。いぢめられている人が、皆そうだと決めつけてしまうのもどーかと。色んなケースが考えられるわけで、一概に「いぢめ被害者に非が無い」とは言い切れない場合も想定出来るんぢゃないか、という話だったわけで。

でさ、非があったにせよ、無いにせよ、いぢめ行為が正当化されるわけではありません。その罪はそれ相応に裁かれるべきなわけで。

で、初心者マークを付けたボロボロの軽自動車君に「どちらも悪い、そう云う嫌がらせされるのは、君にも問題があるんだよ。」と言う人がこの世に居ますか?居ないと思うのですよ。だから、その辺りの感覚を、もう一度良く考え直していった方が良いと思う訳です。

うーん、まあ、そりゃ居ないかもしれませんが。というか、交差点内の事故ならこうだよって話に対して、そんな特殊事例を引き合いに出されても……云々。とゆーか、さんざん嫌がらせされる前に、軽自動車君は、道を譲るとか、他の道へ曲がるとか、止まっちゃうとかしたら、好かったんぢゃね、とかゆー意見も出そうだけど。

ところで、道路を渡る老人に対して、いらつきを覚えるドライバーも居るわけ。で、好き勝手に道路を渡る老人が保護されてて、ドライバーにだけ非が有るのは理不尽だ、なんて感じちゃってる人も居る世の中なわけでさ。初心者マークを付けたボロボロの軽自動車に、苛立ちを覚えるドライバーだって居るかもしれない。それに、同意する人だって居るかもしれないでしょう。

いやいや、ルールを守っている軽自動車と、ルール無視の老人では話が違うって言うかもしれないけれど、どちらに対しても、クラクションをけたたましく鳴らしたりしたら、そりゃ、いぢめと似ていませんか。

で、問題は、そこで、クラクションを無闇に鳴らしたり、老人を轢いたり、軽自動車に体当たりしたり、するかしないかってトコロなわけで。そーゆー行為を犯しちゃったら、それなりの罰を覚悟しなきゃならないわけで、いぢめも同様で、相手に非が有ろうとなかろうと、したことにはきっちり落とし前をつけると。

もっとも、ルールを守ってる人だけが保護されて、そうでない人はいぢめられて当然と考えているのなら、話は別ですけど……。