復讐

人間て、残虐。

殺人や傷害事件は、計画的であるか刹那的であるかに関わらず、止められない衝動に押されて決行されちゃうわけで。どうにも許せないという感情が、一線を踏み越えさせるというか。

ところで、イジメってさ、ちょっとキツいスキンシップつーか、馴れ合いとの境目が微妙。変にマジで「イジメ」って取られちゃうと、困るというか、空気読めよ、みたいな部分があってさ、まー、この辺は個人差があって、イジメられている、と感じちゃう人も居るだろうし、キツ目のコミュニケーションと考える人も居るだろうし。

でさ、例えば、プロレスごっこ。コレ、イジメかというと微妙で、スキンシップつか、じゃれあいとも言えるわけ。まー、大抵は、やられ役が決まってて、いつもやられてる奴ってのが存在するんだろうけど。 やられ役の子が逆襲して、すごい上手に技を返したり、技をかけたりすると、いつも技をかけてる子が、大泣きしちゃったり、スゲー剣幕で怒ったり、「イジメだー」とか言い出したりするコトもあるね、そういや。 で、そのプロレスごっことかやっててさ、重大な障害が残るようなコトになっちゃってさ、被害者は、どっちかというとイジメられっ子に分類される「やられ役」だったとしてさ、その子の加害者に対する感情たるや、スゲえモノが有るんだろうなあ、とか思うわけ。もちろん、加害者にとっては、ハードなスキンシップに過ぎず、事故でしかないわけなんだけど。

でね、思うんだけど、ソコには殺意が生まれるんぢゃないかと思うのだ。イジメられてた子から、イジメてた子に対してだけど。

イジメられてた子が、上手い具合にその殺意を昇華させるコトが出来るとか、人間としてグンと成長すればイイんだけど、そうならなかった場合、殺意は増幅しちゃったりするんだろうなあ、とか思うのだ。

で、人間て、時に非情で残虐だから、いずれ、イジメの報復殺人事件なんてのが、頻出するようになるのかなあ。イジメっ子の方は記憶にないのかもしれないけれど、よく思い起こしてみる必要があるのかもなあ。執拗にスキンシップしてた子とか、友達だったけど、パシリにしてた子とか、イジメてたけど自殺しなかった子とか。

殺されないために。

とりあえず、中央線のホーム、白線の近くには立たないようにするか。