YAMAHA

ポップス方面はともかく、クラシック方面では、ヤマハやカワイの音楽教室出身者でトップクラスの演奏者になった者はほとんどいないだろうと思う。もし最初のきっかけはそうだとしても、かなり早いうちに特定の先生に師事し、専門的に演奏を磨いているはずだ。こう言ってはなんだが、親がそれなりの演奏家(プロとまではいかずとも)であり、子どもにもそういう経験を積ませたいと思った場合、ヤマハを選択することはまずない。最初からその楽器専門の先生を選び、どんな先生か、演奏歴は、など細かく調べている。ヤマハの場合、システム的に、自分で先生を選ぶことができない。

いやまあ、そうなんだと思うんだけど、底辺を広げたら、頂点までカバーするピラミッドを構築するっていうのは、文化維持の手法、とかなんとか適当なコト言っちゃうけど、一応、ヤマハにも、音楽教室から一歩進んだクラスも存在するわけで。

ヤマハ音楽教室に子供を連れてったことの有る親なら、聞いたことはあると思うけど、それが「ヤマハマスタークラス」なわけだ。

ヤマハマスタークラスは、ヤマハ音楽教室の生徒の中で特にピアノ演奏に優れた資質や才能を持つ生徒を対象に、更に高い目標を達成するための、より良い音楽的環境と演奏技術を高める機会を提供する目的で1988年に開設されました。以来、ヤマハマスタークラスは、国際コンクールの優勝者をはじめとして多くの音楽家を世に送り出しており、社会的に高い評価を受けています。

サラリーマンの子供にとって、マスタークラスは或る意味ありがたい存在なのかもとか思うけど、誰でも入れるわけぢゃないし云々。