ノブリン帝国、はてな侵攻 〜第一次はてな戦争〜 Episode I

2008 年 6 月。一通の文書が、ノブリン帝国元首ノビーの元に届いた。暗号名「カーブボール」、中央情報局による、はてな大量ネガコメ兵器保有に関する書類である。

それは、はてなクラスター [死ねばいいのに] 爆弾を保有し、その上ノブリン帝国元首ノビー暗殺計画を企んでいるという驚愕すべき内容であった。ノビーは、直ちに閣僚を招集し、対策本部を設置、はてな解体に向けて、指揮を執った。

同日、閣僚達の同意を得たノビーは、はてなに対し、大量ネガコメ兵器の廃棄を要求。これに対し、はてな元首しなもんは「わんわん」と応諾。また、時のはてな大臣ジェーコンドーは、「前向きに検討する」と述べた。だが、はてなにおいては、スター防衛システムを稼働させるにとどまり、抜本的な対策は行われなかった。

これを不服としたノブリン帝国元首ノビーは、再度、廃棄を要求。しかし、はてな科学技術省顧問ナオーヤは、指摘の兵器は、調査の結果、大量ネガコメ兵器とは認められないと述べ、特に兵器の廃棄は考えていないと発表した。

この発表を受け、怒り心頭となったノビーは、クラスター [死ねばいいのに] 爆弾が存在しないことの証明を求め、ついに査察を要求。さらに、オグリン共和国からも、はてなには、大量ネガコメ兵器が存在するとの声明が発表され、次第にはてなに対する風当たりは強くなりつつあった。

後に、UNKO 研究家の ekken 教授は、「どうみても、単発の通常弾頭を搭載したネガコメ兵器で、複数弾頭ではなかったのですが、ノブリン、オグリン両国は聞き入れてくれませんでした」と、当時を振り返っている。

なお、悪魔の証明を求められたはてなは、窮地に立たされたが、村民は案外気楽で、ノブリン軍が来るなら来ればぁ、とクネクネしていたという。

そして、2008 年 6 月 6 日。しびれを切らしたノビーは、はてなに対し経済制裁、並びに EMA の使用を求める国連決議案を提出。

帝国のはてな侵攻の始まりであった。

次回、Episode II 「イデ発動」 お楽しみに!