ゼロ戦

で、現代に生きる娘達にとっちゃ、全くの異質なモノなのかもしれない野球ってのはさ、過去の俺達にとっては、常識の範疇なわけで、モーレツに感動しちゃう星飛雄馬が、王、長嶋と一緒に活躍してたんだぜ、川上監督の下で、ほんでもって V9 戦士なんだあ、とかもう現実と虚構が入り交じって何が何だかってくらい常識なんだけど、まあ時代なのさ、なんて感慨もあったり。

というか、俺のガキの頃はさ、ゼロ戦とか B29 とか常識的な知識なわけで、まあ、少なくともゼロ戦が日本の戦闘機で、B29 が米軍の爆撃機くらいは知っていなきゃならなかったのね。一式陸攻とか九九艦爆とか百式視偵とか飛燕とかコルセアとかベアキャットとか、そのへんは知らなくても、ゼロ戦くらいは知っていたわけだ。

とゆーか、当時のプラモデルと言えば、そういう類いのモノから F-14 とか F-15 とかの最新式(まあ当時はね)ジェット戦闘機や、第二次大戦の兵器、戦車(タイガー戦車とかシャーマン戦車とかウイリスジープとかツンダップとか 88mm 砲とか)やら戦艦(大和・武蔵・長門・飛竜とか)が主流だったわけで、まあ、戦後とは言え、かなり戦争の記憶が色濃く漂ってた時代でもあったんだろね。

話はズレるけれど、F86F とか F-104J とかも好きだったなあ。百里所属の F-4EJ を作るのも好きだったけど。そういや、倉庫の何処かに、手つかずの 1/72 スケール(だっけ?)の米陸軍が一個中隊くらい有ったような……。