私はカナかな団首領である。

そうなんだ。僕は、カナかな団首領でなくてはイケナイんだった。

血の通った人間だとか、イイ人だと思われよう、なんて微塵も考えてはイケナイんだ。インターネットの向う側に、首領を演じている人物が居ると感じさせてはイケナイんだ。モニターの前で青筋立てて、キーボード叩いてる光景なんて、思いおこさせてはイケナイんだ。

感情もナニもない、カナかな団首領でなくてはならないんだ。

そのためには、さらっとスルーもしなくちゃイケナイし、時には精一杯粘着もしよう。イナゴにもカラスにもなろう。ぶっ転がりもしよう。

罵倒されようと、炎上しようと、僕は、カナかな団首領なんだ。

完全無欠のカナかな団首領なんだ。

頑張ろうと思う。