無断リンク禁止システムと棲み分け、そして野望

「棲み分けできたら好いね」という意見があるけれど、まあ、ほんぢゃま、リンクが自由な今の WWW と別の、リンクが不自由な何かを作るとします。

WWC とでも名付けましょう。World Wide Caos。

どんなシステムかというと、URI の無い世界。一意のアドレスを持たず、常に URI が変化してしまうシステム。被リンクリソースの承認が有れば、WWC 内のリソースに限って、URI の変化を追いかけてリンクすることが可能なシステムとか。

Google とか Yahoo! は、インデックスしません。インデックスしちゃうと、ソレ自身が固定的な URI になってしまうので、そこにリンクすれば無断リンクが可能になってしまうので。

とかいうシステム、いやいや、もっと優れたシステムを別に作っても、無断リンク禁止の人達は使わないような気がします。

この WWW を、自分の希望通りの世界にしたいという野望があるんだと思うのです、彼らには。

自分の欲望を満たすことが出来ていいはずだ、という思い。この WWW という世界は、私のためにあるはずだ。私の希望が叶わないのは嫌がらせによるものだ。

そして、俺は、この自転車でドコまでも走るぞー、ということで疾走する私。

で、バイクで自由に走るために作られたサーキットを、自転車で逆走してる奴が混じってるよ、おいおい、という状況に。あなたは思うでしょう。自転車で逆走するなら、伊豆修禅寺サイクルスポーツセンターに行ってくれよと。

でも、自転車は、こう言います。「お前が、このサーキットを作ったわけではないだろう」と。で、バイクのあなたは面倒になって、「轢かれないように気をつけてな」と言うでしょう。もちろん、自転車の人は、暫くしたら、時速 300km オーバーの隼あたりに跳ね飛ばされ、夜空に「ばいばいきーん」となってることでしょう。

うーん。やっぱり棲み分けが必要なんだと思う。WWW という鈴鹿サーキットと、WWC の伊豆修禅寺サイクルスポーツセンター

ということで、野望は捨てて、当面 SNS とかプライベート日記とか、そういうトコロを使うべきなんだと思うます。