トラックバックとはてなブックマーク

トラックバックは誰のためにあるのでしょう。ユーザー、つまり読者のためにあると思っています。

ブロガーへの「言及しましたよのお知らせ機能」なんかではないと思います。

ある記事が書かれます。そこに明らかな間違いが含まれていたとしましょう。それを読んだユーザーが間違った認識を持ってしまうのを防ぐために、正しい情報へ誘導しなければなりません。そのために、トラックバックは有るのではないかと思います。

その記事に関する情報、異論、反論、訂正等、ユーザーにとって役立つ情報への誘導がトラックバックの役割です。

よって、本来、トラックバックしている記事の中に、該当記事へのリンク等、不要だと思っています。年々歳々同じようなガセネタが上がってくることも多く、もうその話は数年前に決着したよ、という意味で過去の記事からトラックバックしたって好いんぢゃないかと思うのです。

けれど、トラックバックシステムを設けている、或いは管理しているのは、作者です。どんなトラックバックを受け付け、どれを受け付けないかは、作者の自由です。また、意図的に間違った情報を流すのも、作者の自由かもしれません。

よって、トラックバックはこうあるべき、なんて話は出来ないでしょう。

他から補完されることで、記事の完成度が上がることがあります。しかし、トラックバックは作者の意図が入り込むため、偏向している可能性があり、それだけで十分とは言いにくい状況です。

そこで、SBM です。はてブの登場となるのです。

はてブは、当該記事に、トラックバックやコメント欄が有ろうが無かろうが、おかまいなしに情報の補完を成し遂げることが出来ます。

おー、なるほどな意見だぜ、とか思ったら、はてブでの情報を見てみましょう。すると、その情報の当否や、関連する情報について、いくつかのポインタが示されてたりすることが有ります。また、ブックマーカ達がどういう感想を持っているか知ることも出来ます。

もちろん、はてブもイナゴ寄りに偏向している可能性もありますし、しょうもないコメントばっかりだったりすることも屡々あります。

また、あまりに数が多過ぎて、ブックマークされた作者にとって、脅威にすら感じられることもあるでしょうが、まあ、それはそれで。

で、何かの記事を読んで、どうもピンと来ないとか、騙されてるような気がすると思ったら、はてブを見るというのは、一つの好い方法でしょう。

でで、何を言いたかったのかというと、【指定したWebページの裏側を表示する「pageinfo(仮)」を作ってみた(管理人日記) - むぅもぉ.jp】って便利だな、という話なんですけど……。