World Wide Web と、はてブと、ストビュー

タイトルが、雨とクルマとクリンビュー♪みたいだ。

Googleストリートビューにおいて、何をしているかと言えば、クルマで入り込めるのならトコロ構わず写真を撮って、WWW に公開している、ということです。

で、同じように、はてなブックマークが何をしているかと言えば、WWW に公開されたリソースにリンクしている、ということです。

似ているようで、似てません。

誰が、何を、WWW に公開しているのか。というトコロで違いがあります。

いや、そうぢゃないんだよ、それは分かってるんだよ。

要するにHBMは、まるでGSVが公道であればどこだろうとお構いなしであるように、WEBに公開されているという事実を免罪符にして、写真を撮る代わりに、書き込み自由な掲示板を立てて回っているのだ。そして当然これらの問題は「違法性」ではない。家の写真を撮られる人、家の前に掲示板を立てられる人の「気持ち悪さ」なのだ。

そうぢゃなくて、構造が似てるんだよ、ってコトなんだろうと思います。

で、つきつめると、WWW をどう捉えるかという話になってしまうわけで。

WWW も儀礼的無関心の及ぶべき場所であると考えるか、WWW に公開された以上、言及されるリスクは負うべきであると考えるか。

ていうより、問題は、罵倒はともかく、暴力的な行為(或いは罵倒も含めたネガティブコメント、はたまたコメ欄凸とか)に及ぶかどうかあたりであって、いや、そんなん言い出したら、ブックマーカに限らず世界人類のそういう性質こそが問題なのであって、だったら、そういうのを助長するようなシステムってどうよって話なんであって云々。

個人サイトとソレ以外を分けるってのも、どうなんだろうなあ。ノブリンとか、オグリンとか、個人サイトだから、言及しないで〜みたいなコト言い出したら、ソレはソレでナニ。自費出版だから批評禁止ね、みたいなわけにもイカンだろし。で、そのへんは空気読めみたいな話だと難し過ぎるし。

Yahoo!ブログは、ブクマ禁止にする、みたいな。ていうか、Yahoo!ブログは例のメタタグ(ブクマ一覧が表示されないやつ)を標準採用した方が好いかも。

戦闘もののネットゲームとかで、ゲームそのものには参加せず、ココ俺んちねー、勝手に見ないでー、戦闘しかけないでー、とか言い出すのってアリなのかな?いや、WWW は罵倒合戦(World Wide War)する場所ぢゃないよ、っていう意見も有るだろうけど。

ていうか、まあ、はてなブックマークは、紳士的に、どうぞご利用ください、という話で。

昔さぁ、オグリンが、ブログサービスの注意書きに「公開すると罵倒されたり、誹謗中傷されることがあります」とか大書しとけよ、っていう話を書いてたけど、マッチョな感覚で言えば、その通りだと思う。バラ色なコトばかり書いて、敷居を低くして、ユーザ集めるコトばかり考えてるのもどうかとは思う。

いや、誹謗中傷や、粘着行為や、あからさまな嫌がらせ行為とか、そういうのを容認してるわけぢゃないし、そういうのは「公開するリスク」に含まれないよ。

WWW が多過ぎ。ゲシュタルト崩壊する。